ドロボーの日



こちらは草木も眠る丑三つ時のBLレンジャー(仮)世帯。


コウダによって生活をビシッと正されている5人は
当然健やかに、そして枕に埋まりながら就寝中・・・


と思いきや、コヤナギはまだ仕事中のようです。


シズル「・・・あ」


コヤナギ「あれ、どうしたのシズルくん。トイレ?」
 シズル「・・・ウチの近くに誰か・・・」
コヤナギ「へ?」


何奴、oh!それはデロボーでし!


 シズル「ア、アレが持ってかれちゃう・・・!!」バッ
コヤナギ「あっ!ちょっシズルくん!!」


 泥棒「ギャッ!!出迎えに来た嫌だ~!!
シズル「あの・・・今日は、その、」


シズル「ロブスターがあるから入っちゃダメ!!
 泥棒「の、残り物なんか盗りに来るか!!(`Д´;)もっと金目の・・・アダダダダ!!!


カンカンカーン!!
シズル少年、ロブスターのために見事勝利!


コヤナギ「あ、マジで泥棒だ!シズルくんなんで分かったの!?
     このマンション壁厚いから外の音聞こえないのに」
 シズル「・・・・・け、気配で・・・」


コヤナギ「すごいね~!でも危ないから一人で出てっちゃダメだよ。
     こういうときはコウダ君を叩き起こしてね」
 シズル「・・・(//・・//)」こくっ
 コウダ「お前も起きてただろうが・・・」

---翌朝------------------




レン「ちょっとちょっと!昨晩このマンションに泥棒が入ったそうじゃありませんか!
   え~誰ん家誰ん家~!?


 コウダ「嬉々とするな(-"-;)・・・・つーかウチだよそりゃ」
  レン「え!?
コヤナギ「シズルくんがやっつけてくれたんだよねー
 シズル「・・・・・・(//--//)」




シズル(・・・・・・)

むふ~ん、こないだのおデートが効いたのか、はたまた私が
一日一ロマンチックアクション作戦(なんじゃそら)で ちょっとずつサワサワした成果か・・・


このころ なんとシズルの願望スロットがコヤナギ一色になっていました!
キャ~ン!!ロックが追いつかんぞえ!
だがしばしお待ちを!しばらく、しばらく!!
ファーストキスはまだもうちょっと先の予定なのよシズルや・・・。

ちなみにコヤナギの方は・・・


手っ取り早い願望を出すな(`Д´;;)
まだ恋愛対象にすらなってねーろが!!


  レン「キーーー!!許さなくってよ!!あっちへお行きっ!!
 ベニオ「コ、コウダ大変だ!!レンが動揺のあまりキャラを間違えてる!!
 コウダ「だからなんだよ
コヤナギ「あ、ヤだな~レン君、ヒトの願望スロット覗いちゃ」


コヤナギ「いいかいレン君、誰かに腹が立ったときは
     “この人が明日一億円くれるかもしれない”って思ってみて」
  レン「私は少々想像力に欠けていますので ちょっと実際くれてみてくれませんか」
コヤナギ「いや まあ一億円じゃなくても、偶然に偶然が重なって
     僕のおかげで命が助かるようなことがあるかもしれないじゃない。
     そうなったときバツの悪い思いをしないためにも・・・」


  レン「私を諭しにかかるんじゃない!!ホレッそんなもんキャンセルキャンセル!!」
コヤナギ「はいはい、ちょっとよぎっただけだってー。
     いくら僕でも16の子供に手出したりしないよ」
 シズル「???」


コウダ「あっ!!オイ!!ゴミ出し行ったのに なにまた持ってきてんだよ!!」
 レン「ああ、ドロボーの話で興奮してしまって ついウッカリ・・・。


 レン「じゃあベニオ、よろしくお願いします」
ベニオ「俺に頼みごとか!?ヨシまかせろ!!o(//Д//)o」
コウダ(なにテンション上がってんだコイツは

・・・と、朝からバタバタのBLレンジャー(仮)に
今日はこの方からニュースです。


シグレ「家、でーきた♡

おーぅ♡プロローグから改装中だったサカガミ本家がようやく完成とな!


シグレ「ま、実際去年の5月には出来てたんだけどね」
ヒジリ「シッ!!(`田´;)な、なにはともあれ、これでやっと彼らを呼び戻せるな」

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